Thursday, December 14, 2006

最近読んだ本など

ここ1ヶ月かそこらで何冊か本を読んだのでそのまとめ。

格差社会
国民の間で経済格差が広がっていると言われている今日この頃に関して言及した本です。この本では本当に格差は広がってきているのかを統計データから分析し、一体何が原因でそういう事が起こったのか、また今後この格差拡大が進行した場合にどのような社会問題が発生するか(既に発生しているか)を述べた後に、今後これらの問題に対してどのように対処すべきかというころで締めくくってありました。

格差拡大の背景には所得税の累進度の緩和や公共サービスへの予算削減があるそうです。最近の公共サービスを民間に任せる傾向は弱者の切り捨てにつながりかねないと筆者は警戒感を強めていました。また、高所得・高学歴の親の子供しか高学歴・高所得な職にはつけないといった階層の固定化も、日本の未来を考えるにあたって良くないと筆者は言っています。

「勝ち組」「負け組」などと最近よく言いますが、度を超えると社会のバランスが崩れてしまいます。そうなると「勝ち組」の生活だって成り立たなくなるかもしれません。読んでてそう感じました。


県庁の星
織田裕二、柴咲コウが出演した有名映画の原作でしょうか? Amazonのページの本の紹介欄にあった出版社からの内容紹介には「前代未聞! 抱腹絶倒の娯楽公務員小説。」とあったが、別にそこまでおもしろおかしい話でもなかったと思いました。ストーリーそのものはとても良かったですが、少しばかりサラッと流れすぎる感じもして、もう少しグッと来る何かが欲しかったかもしれない。

現状を変えるには、まず自分が変わる事。がむしゃらに頑張れば自分は周りが勝手に変わってくる。今の自分の表面的な気持ちではなく、その数枚めくった下に隠れている本当の自分の気持ちを理解する事の大切さ。そういった事をこの物語を読んで感じました。



生協の白石さん
皆さんご存知のBlog『がんばれ、生協の白石さん!』の書籍版です。まぁ、暇つぶしには良かったです。あとは特に感想なし。



「できない大学生」たちが、なぜ、就職で引っ張りだこになったか
図書館で目に留まって手に取った一冊です。就職指南書的モノかと思ったら、教育法に関して述べられた本でした。筆者カワン・スタント教授の「スタント法式」と呼ばれる指導法が大学において、生徒のやる気を引き出し、結果「デキる」学生に変えるのに大きな効果を上げているそうです。

本の冒頭に書かれていた
学問とは「学び」、「問う」ことである
という言葉は印象に残りました。自分たちの研究も決して答えがあるものでは無いので、こういったスタンスは非常に重要だと感じます。

2 comments:

腐りかけ said...

格差社会>
国内だけの問題として考えていいものか。最近そんな思案中。
というか、影には消費税増税に踏み切れない弱腰が潜んでいるのでは?と思ったり。

そんなことより卒論書かな・・・。

かっしー said...

>腐りかけ

>>国内だけの問題として考えていいものか。
それは言えてるかもね。
いわゆる第3世界をどうするかといった
問題も考慮する必要があるかもしれん。
ま、あの本は国内政策に関する議論の本だったから
その辺りの事は触れられてなかったけどね。

卒論頑張れ!