Wednesday, July 05, 2006

初・フランス日記

時間ができたので、日記でも。とはいえ、こちらについて既に1週間以上。これまでに起こったことを事細かに書いていては夜が空けてもまだ時間が足りなさそうなので(ただいま現地時間で午前0時)、とりあえず今日は現状報告を5W1Hの形で行いたいと思います。

Where?
今、自分がいるのはフランスのストラスブールというところです。ストラスブールはフランスの中でもアルザスと呼ばれる地方の中心都市で、アルザスはドイツと接しています。実際、ドイツ国境がバスで20分ほど、歩いても1時間ほどの距離になります。自分はまだ行ってないけど、中国人らが行ってきて「ライン川を見て来たぞ」って話をしていました。

ストラスブールはいかにも古いヨーロッパという街ですが、建物の感じはドイツっぽい・・・らしいです。そのへんのことはフランスの他所の事情に疎いので、私には何も分かりません。

自分が宿泊しているところはストラスブールの市街地のほぼど真ん中です。近くにノートルダム大聖堂があります(パリにあるのとは別物)。普通は2本の塔があるのが普通な大聖堂ですが、ここのやつは1本しかない少し変わった大聖堂です。聞いた話では、建てるときにお金がなかったとか、あとは場所は川の中州に位置するので地盤が緩く、そのあたりのバランスを考慮して1本だとか。



Why?
なぜフランスに居るのかは、前にも書いた通りInternational Space University(国際宇宙大学、以下「ISU」)で行われる夏期講座に参加するためです。今日がスタートで、9月2日まで続きます。今年は合計27カ国からいろんなバックグラウンドをもつ人達が集まっています。「大学」と書きましたが、集まっているのはどちらかというと現場で活躍していたり、今の仕事では宇宙と関わりがないけど、宇宙の勉強がしたい人が多く、現役の学生は一部のドクターコースに在学中の人を覗くと、自分のようなペーペーの修士1年生なんてほとんどいません。年齢層を見ても30代中頃が一番多い印象です。


ちなみに、本プログラムが始まる前に英語のコースがあって、そこで中国人の方々と知り合ったのですが、彼らは皆、自分の父親ぐらいの歳で、中国の「神舟」プロジェクトとかになんらかの関わりを持って現場で働いている人達だったりします(表現があやふやなのは、お互い英語が未熟で相手が何をやっているのかがイマイチはっきりしないため)。

そんなすごい方達をニックネームだったりファーストネームだったりで軽く呼び捨てにしていたりするので、あとあとふと考えるとトンデモないことをやっていることに驚いたりします。だけど、それがISUです。

大学は町外れにあって、電車と歩きを合わせて、宿舎から40分ほどの時間がかかります。キャンパスというよりは建物があるだけで、想像していたよりもこじんまりしていました。

Why?
何をするか? 当然、「宇宙」に関する勉強です。ただ、「宇宙工学」といった特定の「宇宙」ではなく、もっと広い領域での「宇宙」を勉強します。ISUにはエンジニア、科学者、医者、法律家、建築家など等様々なバックグラウンドをもった人達が集まっていて、多角的な視点から「宇宙」を勉強します。

ちなみに実は宇宙に対する関心がそれほど強くない私。そういう話を、ふと漏らしたら。「じゃあ、何でここにいるんだ?」と怪訝な顔をされました。車に関心があるんだ、っていう話をすると
「プログラムが終わる頃には気が変わるかもねぇ・・・」
と言われました。その可能性は大いにあります。さて、2ヶ月後にどうなっていることやらw。

Who?
うちの大学からは自分と、同じ研究室のナオミ姉さんが参加しています。プログラムに参加している日本人の合計は6人。うち1人はJAXAにお勤めになられている方で、残りは自分を含め皆、学生です。しかしながら、ここまでたくさんの学生を送り込んでいるのはどうも日本だけっぽいです。合計11人を送り込んで来ている中国は全員国家プロジェクトがらみの方々だったり・・・。

今年のプログラムの最大のマジョリティーはカナダで20人を越えています。参加者総数が100人ほどで、参加国数が27カ国であることを考えると、かなりの割合を占めていることになります。

How?
暮らしぶりはなかなかいいです。部屋が西向きで昼から夕方にかけてかなり暑くなることを覗けば、部屋にも満足。窓から大聖堂が見えるので、良い癒しにもなります。夜はライトアップされてきれいです。

出されるご飯がおいしいです。こちらが本場ではないはずのフレンチフライ(フライドポテト)がてんこ盛りなことがたまにあることは解せませんが、基本的に昼・夕食ではケーキやタルト、パイ等のデザートやメロンなどが自由に選べて楽しい食生活を送っています。

授業だったりコミュニケーションだったりは全て英語(フランス語は基本的に待ち歩きをしない限りは必要ない)で、始終集中力を研ぎ澄ませていないと何も聞き取れないのことから、いつも夕方にはぐったりしています(それでも100%の理解にはほど遠い)。こちらの生活に慣れてきたこともあってか、変な抗体ができたようで、英語が理解不能になってくると異常に眠くなってきます。

暮らしぶりはもう少し書きたいところですが、それはまたということで。



一昨日からが本格的なプログラムのスタートです。一昨日はストラスブール市の由緒あるホールのようなところで、オープニングセレモニーがありました。セレモニーにはISUの創始者のひとりであり、現在はXプライズ財団(スペースシップワンなどのコンペで有名な)の代表でもあるピーター・ディアマンデス博士が来ていました。実際に直接会って、握手もしてきました。写真は他の人のカメラにあるので、それは後でまた見せたいと思います。

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